退職のご挨拶 【獣医師 渡邊 拓也】2019年12月入社、2023年4月退職
いつもお世話になっております。
獣医師の渡邊です。
この度、4月10日をもちまして退職させていただくこととなりました。
私がアンドレ動物病院に入社してから3年になりますが、思えば公私ともに色々な事があったと記憶しています。
新しい職場、新型コロナウィルスの流行、結婚、ハムスターの飼育・・・。
一個一個話していると長くなってしまいますので、これらは割愛しますが、何より心に残ったのはやはり、息子の誕生でしょうか。
去る2021年8月、息子の誕生の知らせを聞いたのは、病院でカルテの整理をしているときでした。
7月末に出産予定だった息子は、一向に産まれることがなく、分娩促進剤を使っても全く無反応の、とんだ寝坊助さんでした。
当時は、新型コロナウィルスの流行に伴い、分娩の立ち会いや入院の面会も出来なかったため、仕方なく仕事に戻った矢先のことでした。
息子と初めて対面したのは、それから1週間ほど後のことでした。
手のひらに乗ってしまいそうなほどの小さな息子の姿を見て、
「とうとう父親になってしまった」
という事実に唖然としたものです(もちろん、嬉しくもありましたが)。
あれから1年半、病気一つせずに(たんこぶとあざだらけですが…)すくすく育った息子は、今ではすっかり走り回れるようになり、ちょっと喋れるようにもなりました。
毎日毎日、出来る事が増えていく息子の姿に、私も負けてはいられないと奮い立たされる今日この頃です。
人生の転機とも呼べる様々なイベントを経て、気が付けば私ももう30代です。
息子に恥じない父親に、そして今までお世話になった飼い主の皆様に恥じない獣医師になれるよう、これからも努力を続ける所存であります。
ありがとうございました。
獣医師 渡邊 拓也