夢【動物看護士 山道亜希】
山道 亜希 (やまみち あき 2007年4月入社)
院長から 「ホームページのコラム書いてみない?」
と言われ、「まさか?!」 と内心笑って流していたが、
あれよ、あれよ という間に 現実ものとなり、
「はてっ ネタは何にしよう?」 と考えた。
そして、散々 悩んだ挙句
「夢」 について 書くことに決めた。
私は、小さい頃から たくさんの夢を思い描いていた気がする。
まず、一番最初になりたかったのは
「看護婦さん」 である。
これは、私の父が若かりし頃に付き合っていた人が
「看護婦さん」 であり、
父は姉や私に 「看護婦は いいぞ!!」 と言い聞かせ
私たちを 「白衣の天使」 にさせようとしていた。
幼かった私は 何の疑問も感じることなく
「白衣の天使」に憧れ、淡い夢を思い描いていた。
しかし、時がたつにつれ、
「看護婦さん」 への夢は、小学2年生の頃には、
「駄菓子屋さん」へと変貌し(当時駄菓子が大好きだったから)、
そして、さらに小学4年生の頃には 「オーケストラ奏者」
と変わっていった。
(吹奏楽をやり始めて、もしかして 自分って才能あるかも?!
と勘違いしていたが、音大に入ることは超難関と知り断念した。)
そして、今の職業の源(?)である
「警察犬訓練士」 に憧れたのは 小学校高学年の頃だったと思う。
「警察犬訓練士」は父が目指していた職業であり、
「シェパード大好きっ!! かっこいい~っ!!」
という安易な理由で、
「中学を卒業したら、すぐ住み込みで訓練所に入所する!!」
と言い張っていた。
がしかし、それを聞いた当時の担任の先生は猛反対!!
「悪いことは言わない。 頼むから、とりあえず高校に行け! そうすれば視野も広がるから」
と説得され、とりあえず、工業系の学校に入学し、卒業後、
技術系の仕事に就き3年間働いた。
しかし、どーしても 「犬のしつけ」 に関わる仕事がしたくて、
お世話になった会社に別れを告げ 専門学校に入学。
学校認定ではあるが、家庭犬インストラクターの資格を取得することができた。
卒業後、なぜ、「犬のしつけ」 に関わる仕事がしたいのに
動物病院に就職したのかというと、
専門学校で 「疾病学」 の授業を受け、動物の様々な病気を知り、
もっともっと病気のこと、現場のことを知りたくなったのである。
そこで、動物病院でのアルバイト募集を探していた2006年夏に
「アンドレ動物病院」 と出会った。
アンドレ動物病院でアルバイトをはじめ
院長、副院長、素晴らしいスタッフの方々と巡り合い、就職を決めた。
今も働きつつ、暇を見つけては
しつけセミナーやインストラクター養成講座を受講している。
現在、一番最初の夢である 「白衣の天使」
ではなく
「動物の白衣の天使?!」 になったわけだが、
そのことを一番喜んでくれたのは まぎれもなく 父 であった。(母も)
アンドレ動物病院で働くようになり、
病院で出会う動物たち、そして飼い主さんの
元気で嬉しそうな笑顔を見れた時
「動物看護師になって良かった」と 心から思えるのである。
これから、大変なことや落ち込むこともあると思うが、
その笑顔に一つでも多く出会えるように
動物看護師として頑張っていきたいと思っている。
わたしの現在の夢は、動物看護師としての経験を積みながら、
プロのしつけインストラクター資格を取得し、
最終的には 動物の健康管理もできる
「しつけインストラクター」
になることである。
この夢を叶えるには、まだまだ長い時間と努力が必要であるが、
この夢に向けて 一歩ずつではあるが
確実に歩み始めたことを実感している今日この頃である。