「ドラミ」との出会い【過足真由美】
過足 真由美 (よぎあし まゆみ 2006年4月入社)
私は、昨年(2006年)の夏から
一匹の猫を飼い始めました。
その猫は、茶トラのメス猫で、
名前を 「ドラミ」 といいます。
(ちなみに、ドラミの名づけ親は、先日退職した看護師 ・大好きな先輩の室井さんです。)
私がアンドレで働き始めて数か月たったある日、
病院の前にメロン箱に入れられた
生後1~2か月の仔猫が放置されていたのです。
当初、カゼをひいていたため、ケージに入れて治療していましたが、
ほとんど鳴いたりしないので、
「あっ そういえば、いたよね (笑)」
と あまりの大人しさに存在すら忘れそうなくらいでした。
猫が大好きな私にとって、この子は理想の子で、
まさに運命の出会いでした。
院長から
「カゼも治ったし、過足さんが 飼いたいのなら 引取ってもいいよ~」
と言われ、
( または、 「過足さんが飼わないなら、引き取り先を探すよ!!」
と脅され・・・・・)
もう飼いたくて、飼いたくて、
ペット可のアパートを探し、
「ドラミとの生活」 の為に引っ越し決意しました。
引っ越しして、ドラミとの生活が始まってからの毎日は、
癒し・和み・時々怒り・・・(笑)
といった感じで
いつもの生活が急に 「ぷわあ~っ」 と 明るくなりました。
・・・・このままもう少し、
ドラミ雑談を聞いてもらえますか?
親ばか とは思いますが、
ドラミは 「美形」 です☆
あまりの可愛さに よく友達に自慢するのですが、
それは誰もが認めてくれるので、
私もついつい その気です。
だけど 性格は活発で 神経が図太く 根性が据わっています。
動くものが大好きで、 走り出したら止まらない!
水やドライヤーも平気で、
掃除機に吸われても へっちゃら です!
私が怒って 手を上げようとすると
その手に じゃれついてきます。
・・・・・気が抜けます。
うるさい!! っと思っていると
5秒後には もう寝ています。
寝ていると思っていると、
突然 暴走します。
いつの間にか、
「ジャンプして ドアノブをおろしドアを開ける技」
を身につけていました。
おかげで 一回で開けられないと 何回もジャンプするので、
「ガッチャン、ガッチャン、」 うるさいです。
一回でドア開けを成功した時の 自慢気な後姿が
たまにムカつきます。
また、時には、 突然 私の頭にジャンピングアタックしてきます。
そのあとは、何事もなかったかのように、
シラーっと どこかへ逃走します。
この憎たらしさも たまらなく好きですけれど・・・
ドラミとの生活が始まって
もうすぐ一年になりますが、
いつもそばに居てくれて、玄関で帰りを迎えてくれて、
いっぱい元気をもらって、 癒されて、
ほんとーーっに たくさんのエネルギーをもらっています。
「ドラミ」 に出会えて良かった!!
そう考えると、アンドレで働けて良かった!
って思います。
もちろん それだけじゃないですけれど・・・★
ドラミは捨てられて、わたしの所に来ました。
しかし、捨てられる猫の側にとっては、いい迷惑です。
捨てれば、必ず誰か幸せにしてもらえるなんて考えは
もってのほかです。
私は 広い意味で 動物を飼うことを
簡単に決めてほしくありません。
きっかけは何であれ、しっかり先を見据えた上で
決めて欲しいのです。
動物を飼うにあたっての責任感は
強く感じて欲しいのです。
イヌやネコもヒトと同じように、
痛みはもちろん、楽しい、うれしい、悲しい
という気持ちがある と私は思います。
時には 自分を動物たちに置き換えてみてください。
私は時々、「ドラミは私に選ばれて幸せだろうか?」
と考えることがあります。
そんなこと聞けるはずはありませんが、
イキイキと生活しているドラミを
少しでも長く見守り続けていくことが、
元気をくれるドラミに対しての
精一杯の恩返しだと思っています。